SNSを使ったサービスの伸ばし方

SNSを使ったサービスの伸ばし方

投稿日: 2025年06月21日

Tips
要約
  • オリアプを広めるためには、価値ある情報提供から始め、信頼を築くことが重要です。
  • 自身の思想も織り交ぜながらフォロワーとの関係を深め、サービスローンチのタイミングを見極めます。
  • 初期ユーザーに満足を提供し、口コミを促進することで、自然とユーザーが増える環境を作り出すことができます。
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最近面談で、「オリアプを広めるためのSNS発信の方向性で迷っている」という相談を数回受けたので、まとめておきます。

はじめに

ShiftBでは、カリキュラム全体を通してSNSやブログでの発信活動を推奨し続けています。
※ 12章(オリジナルアプリ)では特に。

未経験での転職活動の際、企業から評価されるのは「最低限技術力があって人柄が良い人」
で、発信力などを見られることは基本ないですが、

オリアプで、

  • 数十人のユーザーさんが継続利用している

  • 1円以上マネタイズしている

  • コミュニティや企業で、作ったアプリが実稼働している

1つでも出来ていれば、かなり強いです。
全然技術力なくても「おもろいから採ってみるか」枠もあると思います。

ハードル高い、と思うかもしれないですが、
プログラミングと同じで、正しい方向で継続しきれれば意外と再現性高くできることなので、
具体的に紹介します。(僕自身がやった1例ではありますが)

今回紹介するのは、SNS頑張りたい人向けです。
12章のテキスト内では、「制作過程を発信しましょう」と書いていますが、
この記事で書くのはもう1つ上級向けで、発信の難易度も上がります。
「本気でオリアプ伸ばしていきたい」「スモビジ構築力上げたい」人には挑戦価値あると思います。

例: 筋トレアプリを作ってマーケする

例えば、オリアプで、筋トレの記録アプリを作るとします。

ほとんどの方は、フォロワー0の状態からのスタートだと思います。

この状態で、

  • 筋トレアプリ作ってます!

  • こんな機能があります!

  • 使ってください!

と発信しても、基本無風だと思います。

なぜなら、筋トレに興味のある人に届いていないし、
届いたとしても「お前誰やねん」状態だからです。

この状態から「〜〜さんが作ったものなら使ってみたい!!」
と思ってもらえる状態を構築するのがSNSの役割で、4ステップで紹介します。

12章では作成課程の発信内容を推奨していますが、
これは学習中であることを表に出す意味での発信で、
アプリのマーケの発信とは別です。やらないよりは、絶対やった方が良いです。

1. まずは価値提供

まずやるべきことは、
「筋トレに興味がある人に対しての価値のある情報提供」です。

「アプリ使ってください」のお願いの前に、まずはこちらからgiveです。

価値のある情報というのは、
ググったりAIに聞いて得られるような一般的な内容ではなくて、
発信者自身の実体験に基づいた情報です。

  • 筋トレをして人生変わったこと(モテるようになった、金持ちになった)

  • 使ってよかった筋トレグッズ(実体験)

  • 筋トレあるある(どこを目指しているのか必ず問われる、など)

などです。

ユーザー層が興味のありそうな情報の発信から始めます。
もちろん、筋トレアプリの集客アカウント内で、プログラミングの情報発信もNGです。
必ず、アプリのユーザー層に刺さる情報に絞ってください。

具体的なエピソードも含めた実体験を伝えて、
知識というよりは、「確かに!」の感情を想起させるような、経験則を言語化できると強いです。

”この人の発信は追っておきたい”の感情につながれば、
フォローしてもらうことができます。

少なくとも3ヶ月〜半年は、ひたすらGive精神で情報の発信を続けて、
信頼を貯蓄することに注力です。

この段階では、アプリの紹介をしたくても、グッと堪えましょう。

2. 自分自身の思想も伝える

フォロワーが数百人とか、一定増えたら、
「自分自身の思想を伝える」系の発信も織り交ぜていきます。

例えば、

  • なぜ筋トレを始めたのか(過去の辛い経験など)

  • これからどうなりたいのか(もっとモテたい、出世したい)

といった、役に立つ情報というより、個人的な話をするイメージです。

全部の投稿が思想系だと重いし煙たいので、
基本は価値提供に徹しつつ、10%くらいの比率で思想系の投稿も織り交ぜていきます。

多くの人は、有益な情報を発信し続ける人を見ていると、
「どんな人なんだろう?」と気になってくるものです。

そこで、少しずつ個の部分を表に出すことで、
より深い関係値や、発信者への興味・信頼につながります。

そこから、DMやコメントでやり取りして仲良くなったり、
より濃い関係値をプラットフォーム上で作っていくイメージです。

3. サービスローンチ

ここまで来て、ようやく作ったサービスを表に出します。

頻繁にDMやコメントでやりとりする人が10人ぐらいに増えたタイミングで、
「実は、過去の体験から、XXな課題があって、YYという形で解決するために、こういったものを作った」みたいな形で周知すると、
これまでのストーリーや、人柄が伝わって、使ってくれる人が必ず現れます。

JS Gymなんかは、ステップ1,2までは出来ている状態で作りましたが、
3だけ実施でも、初日で100人以上登録があったと思います。

4. 初期ユーザーにとにかくたくさん使ってもらう

最初から何百人もユーザーを付ける必要はなく、(サービスに欠陥があると逆に危険)
まずは数人でも濃いユーザーさんに使ってもらって、コミュニケーションをとりながら、改善していく作業を繰り返します。

本当に毎日、SNSのDMでやり取りしまくる感じです。

これもよくあることですが、要望を聞いて、それを即座に開発して反映したりすると、
ユーザーさんはとても喜んでくれて、サービスのファンになってくれやすいです。

ただ使ってくれているだけでなく、ファンになってもらえると、
口コミをたくさん作ってくれ、身の回りの人に薦めてくれるようになります。

iDMはこの状態がうまく作れて、口コミで有料ユーザーさんが一気に増えました。

やっぱり、サービス運営者がどれだけ「これ良いですよ」といっても伝わらないので、
利用者が第三者に伝えてくれる状態を作ることが重要です。

ここまで来ると、自然とユーザーさんが増えていく状態を作れます。

僕は、iDMの開発でこの方法に行きつき、
JS Gymでも同じ方法で、3ヶ月で1,000ユーザーまではいったので、
割と再現性あると思っています。

まとめ

  1. アプリの題材を決める

  2. アプリの利用者層が興味のあるジャンルで実体験ベースの情報発信 & 思想の発信

  3. 仲の良い感じの人が10人くらい出来たタイミングでサービスを周知

  4. 初期のユーザーさんをとことん満足させて、口コミで広げる

開発者自身がそのジャンルへの強い興味関心がないと続けられないので、とても大変ではありますが、
一通りやりきってみるといろんなスキルが身について、仕事でも活かせる場面が多いと思いますので、
サービスの伸ばし方に悩んでいる方は、挑戦してみてください。

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