Webとは何か?
投稿日: 2025年05月31日
現在のコンピュータで大切なソフトウェアは、WEBを閲覧するソフトウェア(ブラウザ)
僕らの生活には、無くてはならないものです! そんなWEBですが、僕らの日常でどんなことに使われているのかを紹介していきます!
まずWEBは、ブラウザを通してさまざまな用途にコンピューターを使う。
使用例
動画を閲覧(Youtube、Netflix等)
検索サイト(Google、Yahoo!等)
ショッピングサイト(Amazon、楽天等)
天気予報やニュースを見る。
上記は全てブラウザを通して、インターネットの向こう側にあるWEBサーバとやり取りをしています。
WEBは具体的にどのように使われているのか
WEBの用途を三つに分けてみる。
WEBサイトの身近な例
Yahoo!(ポータルサイト)
Amazon(ショッピングサイト)
Google(検索サイト)
企業のPRサイト
ブログ
ブックマーク
ソーシャルネットワーク
動画投稿(Youtube)
WEBサイトのシステム構成は、PCべースのUNIXサーバ 1台のケースから
数千・数万のサーバを組み合わせた大規模なケースまで、多くの変化がある。
また、WEBの裏側がどのような構成になっているかをクライアントが意識しないで済むのはWEBの大きな特徴です。
WEBは多種多様なPC向けの画面に加え、スマホ、ゲーム機、テレビなど、多くのソフトウェアとハードウェアから利用されている。
WEB技術はユーザーインターフェイス(UI)の分野でも使われている。
例えば各種デバイスの設定画面では
ルータ
テレビ
ハードディスクレコーダ
プリンタ
WebサイトでいうところのUIは、サイトの見た目や使いやすさ。
WEBサイトの例
フォント
入力欄
メニュー欄
ボタンの操作性
API(Application Programming Interface)としてのWEBがある。
APIはプログラム向けのインターフェイス。
APIは、データフォーマットにXMLやJSON(JavaScript Object Notation)など、
プログラムで解釈・処理しやすいものを用います。
WEBの用途を3つ紹介しましたが、 なぜこんなにもWEBは多用できるのか!?
その答えは、WEBを本質的に支えている技術にあります。
今度は、その技術の部分を見ていきましょう。
WEBを支えている最も基本的な技術は、HTTP、URI、HTMLです。
URIを使えば、ショッピングサイトの商品や学術論文や動画サイトに投稿された映像でも、世界中のあらゆる情報を指し示せます。
HTMLでは、それらの情報を表現する文書フォーマットの役割をします。
HTTPではプロトコルを使って、それらの情報を取得や発注する役割をします。
簡単にまとめますと、 URIは、「どの情報を取ってくるか」をする役割。
HTMLは、「どの情報を表示させるか」をする役割。
HTTPは、「ブラウザとサーバーがどうやり取りするか」をする役割。 となります。
このシンブルさによってWEBは色々な応用が可能になったと言われています。
HTTP、URI、HTMLに支えられたWEBは、情報システムとしてみると
ハイパーメディアシステムと分散システムの二つの側面があります。
ハイパーメディアは、テキストや画像、音声、映像などさまざまなメディアをハイパーリンクで結びつけて構成したシステム。
非線形的にユーザが自分でリンクを選択して情報を取得する。
ハイパーリンクは、ハイパーメディアにおいて情報同士を結びつけるもの。
リンクによって、ユーザはある情報から別の情報へと自由に参照できる。
WEBはハイパーメディアの一例となる。
HTMLで記述したWEBページには、他のWEBページや埋め込まれた画像、映像へのリンクが含まれている。
ユーザはブラウザを使って自由にそれらをたどれるようになっている。
一つの中央コンピュータが全ての情報を処理することを「集中システム」とういう。
これに対して、複数のコンピュータを組み合わせて処理することを「分散システム」という。
分散システムは、集中システムに比べて複数のコンピュータやプログラムをネットワーク上に分散して配置し、一台のコンピュータで実行よりも複数のコンピュータ上に存在するデータを一元的に扱ったり、一台では扱いきれない膨大なデータを操作できる。
WEBは世界中に配置されたサーバに世界中のブラウザがアクセスする分散システム。
分散システムとしてWEBが特徴的なのは、プロトコルがシンプルな点です。
プルトコルがシンプルだからこそ、これだけの規模のシステムが実現できているってことです。
非線形的とは、情報を順番通りに読む必要がなく、リンクをクリックすることで自由に好きな順序で情報にアクセスできる性質。
非線形的
・Webサイトで、ハイパーリンクを使って必要な情報まで飛べる。
・例えば、wikipediaを読んでて、リンクをクリックすると関連情報まで飛ぶことができる。
線形的
・本を読むときは、普通一ページ目から読む(線形的)
・例えば、物語や教科書では「順番通り」読まないと話がつながらない。
URI(Uniform Resource Identifier)とは
• インターネット上のリソースを一意に識別するための文字列。
• 「この情報はどこにあるのか」あるいは「これは何という名前か」を示すための標準的な仕組み。
URL (Uniform Resource Locator)
• リソースの「場所(アクセス方法)」を示す。
• 例:https://www.example.com/page.html
• プロトコル(https)、ホスト名(www.example.com)、パス(/page.html)などを含み、「どうやって取りに行くか」を明示する。
URN (Uniform Resource Name)
◦ リソースの「名前」を示す(場所は含まない)。
◦ 例:urn:isbn:978-3-16-148410-0
◦ 書籍のISBNや標準規格の識別子など、「どのリソースか」を名前で一意に表す。
なぜ必要か(役割)
• ブラウザのアドレスバーにURLを入力するだけでウェブページにアクセスできる。
• API を呼び出すときにエンドポイント(URL)を指定してデータを取ってくる。
• URI(URL や URN)を使うことで、インターネット上の膨大な情報を「どれかひとつ」を特定し、効率良くやり取りできる。
ポイント
• URL: 「どこにあるか?」を示す。
• URN: 「何という名前か?」を示す。
• どちらも「インターネット上のリソースを一意に特定する」という役割を担う。