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個人開発の技術スタック完全ガイド — おすすめ構成パターン3選【2026年版】

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個人開発の技術スタック完全ガイド — おすすめ構成パターン3選【2026年版】

「技術スタックを選ぶのに2週間かけて、結局1行もコードを書かなかった」——ShiftBの無料相談会で、こんな話を何度も聞きます。

個人開発で最も多い失敗パターンのひとつが、技術選定に時間をかけすぎてリリースできないことです。React vs Vue、Next.js vs Nuxt、Firebase vs Supabase……選択肢が多すぎて、比較記事を読み漁るだけで疲弊してしまう。

一方で、技術選定を適当に済ませた結果、途中でスタックを丸ごと入れ替える羽目になった人もいます。ShiftBの受講生142名のデータでは、技術スタックの途中変更を経験した人の完成率は38%に対し、最初から適切なスタックを選んだ人の完成率は84%でした。

この記事では、僕自身が個人開発で10以上のWebサービスをリリースしてきた経験と、受講生142名の開発をサポートしてきた実績をもとに、2026年版の個人開発に最適な技術スタックを徹底解説します。フレームワーク・BaaS・デプロイ・決済・AIツールまで、「これを選んでおけば間違いない」という構成をお伝えします。

この記事を書いた人:立川修平(ぶべ)

  • ShiftB校長。受講生142名の技術選定をサポートし、適切なスタックを選んだ受講生のリリース率84%を達成
  • Next.js・Supabase・Vercelで10以上のWebサービスを開発・運営。実体験に基づく技術選定のノウハウを蓄積
  • SNSフォロワー計3万人超。個人開発の技術スタック・ツール情報を毎日発信

個人開発の技術スタック選定が成功と失敗を分ける理由

「何を作るか」より「何で作るか」が先に来る罠

個人開発のよくある失敗パターンは、アイデアが浮かんだ瞬間に「どのフレームワークで作ろう?」と技術選定に入ってしまうことです。本来は「何を作るか」「誰のためのサービスか」が先に来るべきですが、エンジニアは技術に興味があるので、つい逆になりがちです。

しかし、技術スタック選定を軽視していいわけではありません。選定を間違えると、後から修正するコストが莫大になるからです。ShiftBの受講生のデータでも、それは明確に表れています。

指標スタック変更ありスタック変更なし
プロダクト完成率38%84%
MVP完成までの平均期間8.5週間3.2週間
開発途中の挫折率47%12%
リリース後の継続運営率29%68%

つまり、最初に適切な技術スタックを選んだ方が完成率は2.2倍、開発速度は2.6倍です。技術選定は「最初に1回だけ本気で考えて、あとは迷わず進む」のが正解です。

技術スタック選定の5つの判断軸

個人開発における技術スタックの選定は、企業の開発とは判断軸が異なります。以下の5つを基準にしてください。

判断軸企業開発個人開発
学習コストチーム全員の学習が前提1人で習得できるかが最重要
スケーラビリティ大規模トラフィック前提まずは100人が使える状態でOK
コスト月数十万のインフラ費用も許容月0〜3,000円で始めたい
採用情報量エンジニア採用に有利な技術困ったときに検索で解決できるか
AI対応社内ルールで制限ありAIツールとの相性が開発速度を左右

特に2026年現在、「AIツールとの相性」は技術選定における最重要ファクターのひとつです。Claude CodeやCursorが生成するコードの品質は、使う技術スタックによって大きく変わります。メジャーなフレームワークほどAIの学習データが多く、精度の高いコードが生成されます。

個人開発でありがちな3つの選定ミス

僕が受講生のサポートをしてきた中で、最も多い技術選定の失敗パターンは以下の3つです。

ミス① 流行っているから選ぶ

「Rustが流行ってるから」「Svelteが話題だから」と選ぶのは危険です。流行と個人開発の最適解は違います。コミュニティの成熟度、ドキュメントの充実度、日本語情報の量を冷静に評価してください。

ミス② 学習目的と開発目的を混同する

「Goを学びたいからGoでWebアプリを作る」は、学習としてはOKですが、リリースを目標にした個人開発では非効率です。学習目的なら制約なし、リリース目的なら最短ルートの技術を選ぶ——この区別が大切です。

ミス③ バックエンドとフロントエンドを別言語にする

PythonでAPI + Reactでフロントのように、バックエンドとフロントエンドを別言語にすると、1人で2つの言語・エコシステムを管理する負荷が倍増します。TypeScript 1言語でフルスタックが個人開発の鉄則です。

2026年版おすすめ技術スタック全体像

「ShiftBスタック」—— 受講生の77%がリリースに成功した構成

結論から言います。2026年に個人開発でWebサービスをリリースするなら、以下の構成が最もバランスが良いです。

レイヤー推奨技術選定理由
フレームワークNext.js(App Router)フルスタック、SSR/SSG対応、Vercelとの親和性
言語TypeScript型安全、AI生成コードの品質向上、エコシステムの充実
スタイリングTailwind CSS高速なUI構築、AIとの相性抜群、カスタマイズ性
UIコンポーネントshadcn/uiコピペで導入、カスタマイズ自由、Tailwind対応
BaaS・データベースSupabasePostgreSQL、認証・ストレージ込み、無料枠充実
ORMPrisma型安全なDB操作、マイグレーション管理、学習しやすい
デプロイVercelGit push一発デプロイ、プレビュー環境、Next.jsの最適化
決済Stripeサブスク対応、日本円対応、APIの品質が高い
CMSmicroCMS日本製、APIファースト、無料枠あり
AIツールClaude Code + Cursor設計はClaude Code、細かい修正はCursorの二刀流

この構成を僕は「ShiftBスタック」と呼んでいます。ShiftBの受講生142名のうち、この構成(またはその一部)で開発した受講生は109名。そのうちリリースに到達した割合は77%です。

ShiftBスタックの全体構成図 - Next.js, Supabase, Vercelを中心とした個人開発向け技術スタック

月額コストシミュレーション

「個人開発は無料で始めたい」という方が多いので、コスト面も整理しておきます。

サービス無料枠有料プラン(目安)有料化の目安
Vercel商用利用可、帯域100GB/月$20/月〜月間PV 10万超え
SupabaseDB 500MB、帯域5GB/月$25/月〜ユーザー数1,000人超え
Stripe決済手数料3.6%のみ決済手数料3.6%初日から課金あり
microCMSAPI 3つ、10,000リクエスト/月¥4,900/月〜コンテンツ量の増加時
ドメインなし¥1,000〜3,000/年初日から必要

つまり、ドメイン代(年間約1,000〜3,000円)以外はすべて無料で始められます。ユーザーが増えてきてから有料プランに移行すればOKです。

AI時代のアプリ開発コース

ShiftBのAIシフトコースは、Claude Codeで本格的なWebアプリケーションを作りながらAI駆動開発を身につけるコースです。ただ作って終わりではなく、コードを読め、セキュリティに責任を持って提案でき、要件定義などの上流工程まで担えるところまで現役エンジニアがサポートします。

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フロントエンド —— React / Next.jsが最適解である3つの理由

理由① エコシステムの圧倒的な充実度

2026年4月時点で、npmのReact関連パッケージは10万件以上。「〇〇を実装したい」と思ったとき、ほぼ確実にライブラリが見つかります。認証、決済、チャート、ドラッグ&ドロップ、リッチテキストエディタ——すべてReactのエコシステムでカバーできます。

VueやSvelteも優れたフレームワークですが、ライブラリの選択肢の豊富さでは大きな差があります。個人開発では「自分で作らなくていいものは作らない」が鉄則。既存のライブラリを組み合わせてスピード開発するなら、Reactのエコシステムが最強です。

理由② AIツールとの相性が最も良い

Claude CodeやCursorなどのAIツールが生成するコードの品質は、学習データの量に比例します。ReactとNext.jsはGitHub上のコード量が圧倒的に多いため、AIが生成するコードの精度・品質が他のフレームワークより明確に高いです。

実際にShiftBでバイブコーディングを指導していると、Next.jsのApp Routerを使った開発では、AIが生成するコードの一発で動く率は約72%。一方、マイナーなフレームワークでは50%を切ることもあります。この差は開発速度に直結します。

理由③ フルスタックで完結する

Next.jsのApp Routerを使えば、フロントエンドとバックエンド(API Routes / Server Actions)が1つのプロジェクトで完結します。リポジトリが1つで済む、デプロイが1回で済む、TypeScriptの型を共有できる——個人開発にとって「1つで完結する」メリットは想像以上に大きいです。

フロントエンドフレームワーク比較表

項目Next.jsNuxt(Vue)SvelteKitRemix
言語TypeScriptTypeScriptTypeScriptTypeScript
学習コスト低〜中
エコシステム★★★★★☆★☆☆★★☆
AI対応(コード生成品質)★★★★★☆★☆☆★★☆
日本語情報量★★★★★☆★☆☆★☆☆
デプロイ容易性★★★(Vercel)★★☆★★☆★★☆
個人開発おすすめ度

ShiftB校長の本音:VueやSvelteが悪いわけではありません。ただ、「個人開発で最速でリリースする」という目標に対しては、React / Next.jsが2026年時点で最も合理的な選択です。チームで開発するならVueの方が教えやすいケースもありますが、1人開発ならReactのエコシステムの厚みが圧倒的に有利です。

バックエンド・BaaS —— Supabase vs Firebase徹底比較

なぜBaaSを使うべきなのか

個人開発でバックエンドをゼロから構築するのは、よほどの理由がない限り避けてください。Express + PostgreSQLで自前のAPIを構築すると、認証、セッション管理、ファイルアップロード、リアルタイム通知……すべてを自分で実装する必要があります。

BaaS(Backend as a Service)を使えば、これらの機能が最初から提供されています。コードを書く量が1/3以下になるケースも珍しくありません。「プロダクトのコア機能に集中できる」——これがBaaSを使う最大の理由です。

Supabase vs Firebase —— 個人開発者が選ぶべきはどちらか

項目SupabaseFirebase
データベースPostgreSQL(SQL)Firestore(NoSQL)
クエリの柔軟性★★★(SQL対応)★★☆(制約あり)
認証Supabase Auth(50,000MAUまで無料)Firebase Auth(同様に無料枠充実)
ストレージ1GBまで無料5GBまで無料
リアルタイムRealtime Subscriptions★★★(Firestoreが強い)
Edge FunctionsDeno RuntimeCloud Functions(Node.js)
ORM連携Prisma対応ORMは不要(NoSQL)
ベンダーロックイン低い(標準的なPostgreSQL)高い(Google Cloud依存)
セルフホスト可能不可
個人開発おすすめ度

Supabaseを推す最大の理由:SQLの汎用性

FirebaseのFirestoreはNoSQLデータベースです。「ユーザーのフォロワーのフォロワーが投稿したコンテンツを日付順で取得」のような複雑なクエリは、NoSQLでは非常に書きにくい。一方、SupabaseのPostgreSQLなら標準的なSQLで対応できます。

個人開発では「後から要件が変わる」のが当たり前です。NoSQLはスキーマレスで柔軟に見えますが、実際にはデータの関連性が複雑になるとFirestoreの制約にハマることが多い。SQLの方が、長期的には柔軟に対応できます

また、SupabaseのRLS(Row Level Security)を正しく設定すれば、バックエンドAPIを書かずにセキュアなデータアクセスが実現できます。これは個人開発のコード量削減に大きく貢献します。

Prisma —— 型安全なORM

Supabaseと組み合わせるORMはPrismaを推奨します。Prismaのschema.prismaファイルでデータモデルを定義すると、TypeScriptの型が自動生成されます。これにより、データベース操作がすべて型安全になり、バグの混入を大幅に減らせます。

2026年にはDrizzle ORMも人気が出ていますが、Prismaの方がドキュメントが充実しており、AIツールの生成精度も高いです。個人開発なら実績と情報量でPrismaを選ぶのが安全です。

デプロイ・インフラ —— Vercelを推す理由と料金シミュレーション

なぜVercelなのか

個人開発でインフラに時間をかけるのは本末転倒です。Vercelなら、GitHubにpushするだけでビルド → デプロイ → CDN配信が自動で完了します。Dockerfileを書く必要もなければ、CI/CDパイプラインを構築する必要もありません。

さらに、PRを作るたびにプレビュー環境が自動生成されるのも個人開発では非常に便利です。本番環境を壊すリスクなく、新機能をテストできます。

デプロイプラットフォーム比較

項目VercelCloudflare PagesAWS AmplifyRailway
Next.js対応★★★(公式最適化)★★☆★★☆★★☆
デプロイ速度30秒〜1分1〜2分3〜5分2〜3分
無料枠帯域100GB/月帯域無制限帯域15GB/月$5/月のクレジット
プレビュー環境自動生成自動生成自動生成手動
カスタムドメイン無料無料無料無料
個人開発おすすめ度

Cloudflare Pagesも優れた選択肢ですが、Next.jsの全機能(ISR、Middleware、Image Optimization等)をフルサポートしているのはVercelだけです。Next.jsを選んだならVercel一択と考えて問題ありません。

Vercelの料金で注意すべきポイント

Vercelの無料プラン(Hobby)は商用利用可能ですが、いくつか注意点があります。

  • 帯域制限100GB/月:画像が多いサービスでは意外と早く到達する。画像はCloudflare R2やSupabase Storageに逃がすのが効果的
  • Serverless Function実行時間:無料プランは10秒、Proプランは60秒。重い処理はバックグラウンドジョブに分離する
  • Proプランは$20/月:ユーザーが増えてきたら早めに移行することを推奨。帯域が1TB/月に増え、商用サポートも受けられる

認証・決済・CMS —— 個人開発で必須の周辺サービス

認証:Supabase Auth一択の理由

BaaSにSupabaseを選んだなら、認証もSupabase Authを使うのが最もシンプルです。別途Auth0やClerkを導入する必要がなく、データベースとの連携も自然です。

Supabase Authの無料枠は月間アクティブユーザー50,000人まで。個人開発のサービスでこの上限に到達することはまずありません。Google、GitHub、Twitter(X)のOAuthログインも標準でサポートしています。

決済:Stripeが個人開発の標準

収益化を考えるなら、決済はStripe一択です。理由は3つあります。

  • 初期費用・月額費用ゼロ:決済手数料3.6%(日本)のみ。売上がなければコストゼロ
  • サブスクリプション対応:月額課金、年額課金、従量課金、すべてStripeのダッシュボードで管理できる
  • Webhookの品質が高い:決済完了、サブスク更新、解約——すべてのイベントをWebhookで受け取れる

ShiftBの受講生で収益化に成功した23名のうち、22名がStripeを使用しています(1名はBASEを利用)。APIドキュメントも優秀で、AIツールとの相性も抜群です。

CMS:microCMSで管理画面の開発を省略する

ブログ記事、お知らせ、FAQ、利用規約——こうした「コンテンツ」を自前で管理画面を作って管理するのは、個人開発では非効率です。microCMSを使えば、リッチなコンテンツ管理画面がノーコードで手に入ります

microCMSは日本製のヘッドレスCMSで、日本語のドキュメントとサポートが充実しています。APIファーストなので、Next.jsからfetchするだけでコンテンツを取得できます。無料プランでもAPIを3つまで作成でき、月間10,000リクエストまで対応可能です。

個人開発の周辺サービス比較 - 認証・決済・CMS・ストレージの選択肢

AI時代のアプリ開発コース

ShiftBのAIシフトコースは、Claude Codeで本格的なWebアプリケーションを作りながらAI駆動開発を身につけるコースです。ただ作って終わりではなく、コードを読め、セキュリティに責任を持って提案でき、要件定義などの上流工程まで担えるところまで現役エンジニアがサポートします。

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AIツール連携 —— 2026年の個人開発はAI前提で設計する

Claude Code + Cursorの二刀流が最強の理由

2026年の個人開発では、AIツールの活用は「あると便利」ではなく「必須」です。ShiftBの受講生データでは、AIツールを導入した受講生の開発速度は平均3.2倍、リリースまでの期間は平均3.3倍速くなっています。

僕が推奨するのは、Claude CodeとCursorの二刀流です。それぞれ得意分野が異なるので、使い分けることで効率が最大化されます。

作業Claude CodeCursor
初期設計・アーキテクチャ
大きな機能の実装
複数ファイルの一括変更
コードの細かい修正
コードレビュー
Tab補完(リアルタイム)
ターミナル操作・自動化

AIツールの効果を最大化するCLAUDE.mdの重要性

Claude Codeを使う場合、プロジェクトのルートにCLAUDE.mdファイルを配置することで、AIの出力品質が劇的に向上します。CLAUDE.mdにはプロジェクトのコーディング規約、ディレクトリ構造、使用ライブラリの情報を記述します。

例えば「Tailwind CSSのクラス名は gap-10 の形式で、gap-[40px] のような書き方は使わない」といったルールを書いておけば、AIが生成するコードが一貫したスタイルになります。

CLAUDE.mdの書き方について詳しくは、今後公開予定の「CLAUDE.mdの書き方ガイド」記事で解説します。

技術スタック選定がAI効率を決める

ここで重要なのは、技術スタックの選定がAIツールの効果に直結するということです。React / Next.js / TypeScript / Tailwind CSSという構成は、AIの学習データが最も多い組み合わせの一つ。この構成でClaude Codeを使うと、ほぼ修正なしで動くコードが生成される頻度が体感で大きく異なります。

目的別おすすめ構成パターン3選

パターン①:SaaSアプリ(月額課金型サービス)

タスク管理、プロジェクト管理、分析ダッシュボードなど、月額課金で収益化するWebアプリの構成です。

レイヤー技術備考
フレームワークNext.js(App Router)Server Actionsでフォーム処理
BaaSSupabaseRLSでマルチテナント対応
ORMPrismaマイグレーション管理
認証Supabase AuthGoogle/GitHubログイン
決済Stripeサブスクリプション + Webhook
デプロイVercelProプラン推奨
月額コスト初期0円 → 有料化後$45/月〜

パターン②:コンテンツサイト(メディア・ブログ・LP)

ブログ、メディアサイト、コーポレートサイトなど、コンテンツが主体のサイトの構成です。

レイヤー技術備考
フレームワークNext.js(App Router)SSG + ISRで高速表示
CMSmicroCMS記事管理・お知らせ管理
スタイリングTailwind CSSレスポンシブ対応
画像最適化Vercel Image Optimizationnext/imageで自動最適化
アナリティクスVercel Analytics / GA4PV・コンバージョン計測
デプロイVercel無料プランで十分
月額コスト0円(無料枠内で運用可能)

パターン③:マーケットプレイス・ECサイト

ユーザー同士がコンテンツや商品を売買するマーケットプレイス型のサービスの構成です。

レイヤー技術備考
フレームワークNext.js(App Router)動的ルーティング
BaaSSupabaseRLSで出品者/購入者のデータ分離
ストレージSupabase Storage商品画像のアップロード
決済Stripe Connect出品者への自動送金対応
検索Supabase Full-Text SearchPostgreSQLの全文検索
デプロイVercelProプラン推奨
月額コスト初期0円 → 有料化後$45/月〜
目的別おすすめ技術スタック構成パターン - SaaS・メディア・マーケットプレイスの3パターン

ShiftB受講生142名のデータに見る技術スタックの成功法則

受講生の技術スタック利用率と完成率

ShiftBでは受講生の技術選定と開発成果をデータとして記録しています。以下は受講生142名の技術スタック利用率と、リリース完了率の関係です。

技術利用率リリース完了率
Next.js87%(124名)79%
Supabase73%(104名)81%
Vercel91%(129名)78%
Tailwind CSS82%(117名)80%
Firebase15%(21名)62%
Prisma68%(97名)82%
Stripe34%(48名)85%

注目すべきは、Supabase + Prismaの組み合わせを使った受講生のリリース完了率が最も高い(82%)点です。型安全なORM + SQLデータベースという組み合わせが、開発の安定性を大きく向上させています。

技術スタック選定で最も大切な3つのルール

受講生142名のデータを分析して見えてきた、技術スタック選定の成功法則は以下の3つです。

ルール① 迷ったらメジャーな方を選ぶ

マイナーな技術を選ぶと、困ったときに検索しても情報が見つかりません。AIツールの生成品質も落ちます。「技術的に面白い」と「個人開発に最適」は別の話です。ドキュメント・コミュニティ・AI対応が充実しているメジャーな技術を選んでください。

ルール② 技術選定に3日以上かけない

技術選定は3日以内に終わらせてください。それ以上かけても、判断の質はほとんど変わりません。この記事で紹介した「ShiftBスタック」をベースに、自分の要件に合わせて微調整するのが最速です。

ルール③ スタックを変えるより使いこなす

「もっと良い技術があるんじゃないか」と思って途中でスタックを変えるのは、ほぼ確実に時間のムダです。どの技術も一長一短があり、完璧なスタックは存在しません。選んだスタックを使い倒す方が、乗り換えるより10倍速いです。

よくある質問(FAQ)

Q. プログラミング初心者でもNext.js + Supabaseで個人開発できますか?

はい、できます。ただし、最低限HTML/CSS/JavaScriptの基礎(1〜2週間程度)は先に学んでおくことを強く推奨します。Next.jsはReactベースなので、Reactの基礎コンポーネントの概念は押さえておきましょう。ShiftBでは完全未経験からReact/Next.jsを学んで個人開発をリリースした受講生が多数います。

Q. Next.js以外のフレームワーク(Nuxt、SvelteKit等)でも問題ないですか?

技術的には問題ありません。ただし、AIツールとの相性、日本語情報の量、エコシステムの充実度を考慮すると、2026年時点ではNext.jsが最もバランスの良い選択です。すでにVue.jsに慣れている方がNuxtを選ぶのは合理的ですが、ゼロから始めるならNext.jsを推奨します。

Q. SupabaseとFirebase、途中から乗り換えることはできますか?

技術的には可能ですが、非常に手間がかかります。特にFirestore(NoSQL)からSupabase(PostgreSQL)への移行は、データモデルの構造が根本的に異なるため、事実上の作り直しになるケースが多いです。最初から適切な選択をすることが最も効率的です。

Q. 無料枠が終わったらいくらかかりますか?

ShiftBスタック全体で、有料化した場合の目安は月額$45〜70(約7,000〜11,000円)です。内訳はVercel Pro $20/月 + Supabase Pro $25/月 + ドメイン代。サービスが収益を生んでいれば十分ペイする金額です。無料枠から有料枠への移行は、ユーザーが増えてから検討すれば問題ありません。

Q. モバイルアプリも作りたい場合はどうしますか?

まずはWebアプリとしてリリースし、ユーザーがついた段階でモバイル対応を検討するのが正解です。Next.jsで作ったWebアプリをPWA(Progressive Web App)対応させれば、ホーム画面追加やオフライン対応が可能です。ネイティブアプリが必要になった場合は、React NativeやExpoを使えば、Reactの知識を活かしながらモバイル開発に進めます。

Q. TypeScriptは必須ですか?JavaScriptだけでもいいですか?

JavaScriptでも動きますが、TypeScriptを強く推奨します。理由は2つ。① 型チェックによるバグの早期発見で、長期的に開発速度が上がる。② AIツールがTypeScriptの型情報を活用してより正確なコードを生成する。初期の学習コストは1〜2日程度の差でしかなく、メリットの方がはるかに大きいです。

Q. データベースはPostgreSQL以外(MySQL等)でも大丈夫ですか?

Supabaseを使うならPostgreSQL一択です。もしSupabaseを使わずに自前でデータベースを構築する場合、MySQLでも技術的には問題ありません。ただし、PostgreSQLの方がJSON型、全文検索、RLSなどの高度な機能が充実しており、個人開発ではPostgreSQLを選ぶ方が後々便利です。

まとめ

2026年の個人開発における技術スタック選定のポイントを振り返ります。

  • TypeScript 1言語でフルスタックが個人開発の鉄則。バックエンドとフロントエンドを別言語にしない
  • Next.js + Supabase + Vercelの「ShiftBスタック」が2026年の最適解。受講生の77%がこの構成でリリースに成功
  • AIツール(Claude Code + Cursor)との相性を重視して技術を選ぶ。メジャーな技術ほどAI生成コードの品質が高い
  • 技術選定は3日以内に終わらせる。選んだスタックを使い倒す方が、乗り換えるより10倍速い
  • 月額0円から始められる構成。ユーザーが増えてから有料化を検討すればOK

技術スタックは「正解」を探すものではなく、「最速でリリースできる道具」を選ぶものです。迷ったらこの記事の構成をそのまま使ってください。大切なのは、技術選定に時間をかけることではなく、選んだ技術で手を動かし始めることです。

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AUTHOR

立川修平(ぶべ)

ShiftB 校長 / bubekichi inc. 代表

ShiftBを運営する株式会社bubekichiの代表。経理系SaaSの企業でエンジニアを経験後、独立・起業。複数スタートアップでリードエンジニアを務めながら、SNS発信がきっかけで2024年にShiftBを立ち上げる。現在は自社サービスも複数展開中。

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