フルスタックでなければ生き残れなそう
投稿日: 2025年10月09日
スタートアップの立ち上げ期に、業務委託としてアプリ開発に関わっています。
ShiftBが「フロントエンド養成」から「Webエンジニア養成」に変わった理由を、実際の現場経験から痛感したので、簡単に書きます。
フロントエンドしかできない人はもういらん時代になってる
AIの発達によりスピード開発が可能になり、簡単な実装はAIで十分になっている現在、
スタートアップでリリース前のアプリを開発していると、仕様の変更調整が頻繁に起こる環境でとにかく修正修正修正、元々自分が書いたわけではない箇所も修正タスクが降ってくる。
状況を理解する必要あり、DB設計の修正が必要な場合もあり、仕様書なんてものはない。
あるのはfigmaのみ。必要な仕様の質問はするが抜け漏れありまくりfigmaがおかしくない?も普通にある。
フロントの修正と思ったけど、、え?これエンドポイントがおかしくない?もある。
タスクの数は100個とかある。リリースは今月。エラーにハマっている場合ではないのです。
一日10個捌きたいレベルにある。
フロントエンドのみしかわからない人だったら、APIの調整は人に投げないといけないですよね??
フロントのつもりで受けた課題にバックエンドの問題があるなんて90%くらいの確率で潜んでます・・・めちゃ高い。ほんとに盛ってないです。
全部同時進行なんですよ。
変わった仕様がfigma上で反映されるんですが、、、
→こうしたいならテーブルがもう一個必要では、、?スキーマ増やそう(今の設計おかしくない?ってことも)
→このエンドポイントの処理いじらねば
→テスト変えねば
→型変えねば
→figma通りにUI変えよう
→動くかな。疎通よし
→フロント、バックのPR同時に上げる
これを多いと1日に2、3本やる感じです。
1週間かけて1つといった悠長な話じゃないんですよ、、、
ボリュームは様々ですがね。
ShiftBではsupabase/vercelがインフラやバックエンドなんですが、AWS使ってる会社がまだまだ現実には多いと思います。
私も今キャッチアップしているところですが、ステージング環境や障害が起きた時には本番環境でもDB操作もやってもらうと言われていまして、RailsでDB操作などを自動化するrakeタスクをステージングで実行する修行中です。(もうできるようになった!)
何やってるかわかれば別に怖くはないですが、AWSは私が介入すると思ってなかったのでびっくり仰天でした。強くなれる。
私フロントしか出来ないのでって言ってたらこれらのタスクを一人で完結できないわけです。
必ず人を巻き込むことになる、、
フロント目線で何して欲しいか伝えるだけ、、
実際バックエンドに比べてフロントのコードはAIに書いてもらいやすいと思います。
ルールはあれど、アプリケーションそのものの基盤となる設計には関与しないからです。
それしかできない人の需要は減っていく未来がめちゃ見えてます。
なくなるとは思ってないですよ!
バイブコーディングを現場で行う場合、自分の指示でAIにコード書かせたけど、AIが生成したコードがわからないという状況で上司にレビューお願い出来ます?超絶失礼な話ですよね??あなたなんのためにいますか?って感じですよね?
だから、ShiftBの受講生には13章終わるまでは自分でコード書いて基礎をしっかり身につけて欲しいなぁって思います。
AIが書いたコードをよくわからんけどぶべさんにレビューしてもらったとして、そのフィードバックをまたAIに??
何しに来たんですか?となりますね。まずは自分が書けるようになりましょう!!!!
AIはサポート役です!
理解する努力を放棄した瞬間に、エンジニアとしての成長は止まるのではないでしょうか、、
フロントエンドだけでは厳しい時代だけど、逆に言えばバックエンドやインフラを理解するだけで、一気に重宝される存在になれる時代でもある。
「両方できる人は限られるからね〜これよろしく」みたいにも言われますよ。
私自身、TypeScript × Railsの両軸を鍛えて、自分の市場価値を上げていこうと思います。