【React 初心者向け】データ取得がもっと分かりやすくなる。TanStack Query の紹介

【React 初心者向け】データ取得がもっと分かりやすくなる。TanStack Query の紹介

公開: 2025年12月02日

Tips
要約
  • TanStack Queryは、Reactでのデータ取得と管理を簡素化するライブラリで、ローディングやエラー処理を一つの場所で扱えます。
  • useEffectでは難しいデータの再取得やキャッシュ機能を提供し、より読みやすいコードを可能にします。
  • まずはuseEffect + fetchを理解し、整理が必要な時にTanStack Queryを試すとスムーズに学習を進められます。
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こんにちは。
今回はスクールの受講生・卒業生の方向けに、React や Next.js を使った開発の中で「知っておくと便利なライブラリ」をご紹介します。

その名は TanStack Query(旧 React Query)
いまの段階で必ず覚えなければいけない、というものではありませんが、知っておくと中級以降の学習がとてもスムーズになります。

「まずは名前だけ知っておく」くらいの気持ちで読み進めてもらえれば十分です。


■ TanStack Query とは?

TanStack Query は、サーバーから取得するデータ(サーバー状態)を扱いやすくしてくれるライブラリです。

React を学んでいくなかで、

  • API からデータを取得したい

  • ローディングを表示したい

  • エラーを画面に出したい

  • 再取得の仕組みを作りたい

こうしたポイントが必ず出てきます。

最初は useEffect と fetch を組み合わせて実装できますが、アプリが少し複雑になるとコードの管理が大変になってきます。
そこで、次のステップとして TanStack Query を知っておくと、より分かりやすく整理しながら開発できます。


■ TanStack Query を使うメリット

1. ローディングやエラー処理が一か所にまとまる

TanStack Query の useQuery を使うと、データ、ローディング状態、エラー状態をまとめて扱えます。
必要な情報が整った状態で返ってくるので、自分で state をいくつも作る必要がありません。

2. データの再取得がわかりやすくなる

useEffect だと「もう一度データを取りに行く処理」を実装するのが少し大変ですが、TanStack Query なら refetch という関数を呼ぶだけです。

3. 自動キャッシュで快適になる

一度取得したデータを一定時間「最新のもの」として扱うことで、画面を戻ったときに即表示されたり、無駄なリクエストを減らしたりできます。
初心者でも「動きが速くなる」と実感しやすいポイントです。

4. データ取得のコードが読みやすくなる

useEffect の中にローディング処理、エラー処理、fetch、cleanup…と複数の処理を書くと読みづらくなりますが、TanStack Query では役割が整理されて扱いやすくなります。


■ useEffect と TanStack Query の使い分け

まずは useEffect を理解するのが最優先です。
その上で、次のように使い分けると良いイメージです。

  • 画面がシンプル → useEffect で十分

  • API を何度も呼ぶ → TanStack Query が便利

  • キャッシュが欲しい → TanStack Query が向いている

どちらか一方だけを使うというより、「必要に応じて使い分ける」という考え方が大切です。


■ 学習のステップとしてのおすすめ

  1. まずは useEffect + fetch を理解する

  2. データ取得の流れがわかる

  3. 「そろそろ整理したいな」と感じたら TanStack Query を試してみる

  4. useQuery → useMutation → キャッシュ更新の順で学ぶ

  5. 余裕があれば無限スクロールなどにも挑戦する

この流れで学ぶと無理なく習得できます。


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■ まとめ

TanStack Query は、React で学習を進めていくときに「知っておくと便利な選択肢」です。
必ずしも最初に覚える必要はありませんが、使いどころを知っておくと、学習後半や実務に進んだときにとても役立ちます。

興味を持てたら、まずは useQuery から少し触ってみてください。

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さかした
おじさんでも学べる!をモットーに。 以前はRuby(約4年)、今は React / Next.js を中心に、学習中。個人開発を中心にして、スキルアップを目指しています。
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